アスペクト
惑星同士が特別な角度に位置している状態をアスペクトといいます。
アスペクトしている惑星同士はお互いに影響し合います。アスペクトを検討することでより深いところまでホロスコープを読むことができます。
アスペクトには効力の強弱によりメジャーアスペクトとマイナーアスペクトに分けられます。主に下記のメジャーアスペクトを使用して占います。
各アスペクトの角度と内容を記します。
コンジャンクション  0°
ふたつの惑星が近くに位置しており、お互いに強調し合います。
通常同じ宮（星座）で形成されているのでその宮（星座）やハウスの意味が強調されます。
オポジション  180°
ふたつの惑星が真反対に位置しており、お互いの惑星が引っ張り合い譲らない緊張状態です。
通常クオリティが一致し（例:牡羊座−天秤座；活動）、お互いの惑星が（ある意味関係しながら）正反対の状態を作りだしています。ハード（困難）なアスペクトですが、偏らない状態でもあり、真反対のことを理解する能力が要求されます（潜在的には持っています）。
スクエア  90°
ある惑星（通常内側の惑星）に対してもうひとつの惑星（通常外側の惑星）が壁となっている状態です。しかし、それを乗り越えるすべもまたスクエアに含まれます。壁があることで乗り越える術を見つけようと体力や知力を鍛えているのです。スクエアは壁を乗り越えるための努力を要しますが、それはホロスコープでの強みにもなります。通常クオリティが一致します。
古い占星術ではスクエアがあるホロスコープを不幸な星の下に生まれたように記されているものもありますが、スクエアはその人の潜在的な可能性を表します。
トライン  120°
お互いの惑星が調和している状態です。
通常このアスペクトではエレメントが一致します（例：牡羊座−獅子座；火）。似たもの同士、方向性が同じなので葛藤がありません。何をするにもイージーでお互いを援助し合います。しかし、似たもの同士はそこから脱することができず、発展性に欠けることもあります。時に緊張感が無く怠惰な状態にもなりかねません。
古い占星術ではトラインを持つホロスコープを幸運の星の下に生まれたラッキーなホロスコープだとしていましたが、安易に流される可能性もあります。
セクスタイル  60°
お互いの惑星が調和していて気楽な状態を作り出します。
通常このアスペクトでは2分類が一致します（例：牡羊座−双子座；＋陽）。お互いの惑星がチャンスを与え合います。
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