解釈の実例
実際にホロスコープを解読してみましょう。
1986年8月30日18時45分(東京)生まれの女性(Aさん)を考えてみます。
まず大まかな特徴を見ます。
惑星・宮(星座)
、、はそれぞれ土のエレメントに位置しています。
仕事の星が仕事をイメージする宮(星座)に位置しているのでAさんは仕事の能力が高いと言えます。
また、はディグニティ(ルーラー)、はイグザルテーションでそれぞれ格式が高く、仕事の星がうまく効くことを表します。
、恋愛、社交性を表すこのふたつの星もそれぞれディグニティで、効果が高いことが分かります。
しかしは恋愛体質と考えるより良き社交性があると解釈した方が適切です(なので)。
Aさんは仕事をきちんとこなす人ですが、社交性もある人です。
エレメント、クオリティ
、、、、がどのように分布しているのか確認します。
エレメントは 火0:土3:風1:水1 で火が全くありません。
クオリティは 活動3:不動0:柔軟2 でフィックスドがありません。
火の代替として活動で補えるか確認します。3つの活動のうち、は火の代替にはなりません。Aさんは火の要素が弱いようです。
不動が0ですが、で補えそうです。また、でも不動を補えそうです。
Aさんは仕事にポジティブな星を持っていますが、積極性や情熱(火)をよりも、分析力や事務的な能力(土)に長けています。
アスペクト
、はAさんに対して過度の責任感、重圧感を抱かせます。それは仕事においてはポジティブに働くかもしれませんが(乗り越えられる)、まじめすぎる、責任感がありすぎる傾向はあるようです。
、は現実的な土の、に対してイメージ力(想像力、感受性)を与えます。これをどのように使うのかはAさんにおいて重要です。
(理由:を同時に持っています。Aさんは土が強い人なのでの状態(過度に情緒的になる、心配しすぎる)に陥ることは少ないでしょう。しかし一度陥ると不安定さは強くなります。(はミュータブル=打たれ弱い、考えすぎる))
、は、を強化しています。
は同じエレメント(土)のトラインですので有効に働きます。
惑星、宮(星座)から特に仕事において有効です。
Aさんは仕事にポジティブな星を持っており、分析力や事務的な能力を必要とされる仕事に就くとより能力を発揮できます。
責任感が強く、まじめでよく働きますが、責任感が強すぎるので過度な責任を持たされる場所に就いてしまうと精神的に不安定になることも考えられます。自分のペース、計画に沿って働ける、そんな仕事のスタイルが理想です。
これでAさんの大まかな特徴が分かりました。
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