解釈の基本
星占いは高度な技法、細かな手法がたくさんありますが、まず「全体を見る」ことを忘れてはなりません。大きな所を抑えることはとても大切です。
ホロスコープは「全体として一つの個人を形成している」のですから、たったひとつをピックアップしてその人を決定づけることはできません。
個人を司る5個の惑星
太陽、 月、 水星、 金星、 火星は個人を司る星です。
ホロスコープを解読する鍵はこの5個の星がどこに配置されているかを見ることです。
エレメント、12宮も5個の星で考慮します。
木星以遠の宮(星座)は考慮しません。
仕事の星・恋愛の星
それぞれの星は役割の範囲が決まっています。大まかに分けると、
太陽、 水星、 火星が仕事の星です。
太陽、 月、 金星が恋愛の星です。
仕事の星で恋愛をしていないか、恋愛の星で仕事をしていないかを確認します。
月と金星の違い、月と太陽の違いは初心者の頃はわかりにくいものです。
占いとしてホロスコープを活用するのなら、そこを厳密に分ける必要はありません。
手は作業をする、足は歩くと役割がありますが、私たちは必要に迫られて足やお尻でドアを閉めたりします。それと同じです。
アスペクト
木星以遠の星( 、 、 、 、 )が5個の星( 、 、 、 、 )にどのようにアスペクトしているのかが重要です。
ハードなアスペクトを組んでいる星に対して、ソフトなアスペクトがないか確認します(実際の占いでは問題解決のヒントになる場合がよくあります)。
5個の星同士のアスペクトはエレメントを考慮します。(オーブのために通常とは異なるエレメント、クオリティーでアスペクトが形成されていないか確認します。)
アスペクトが示す情報はホロスコープ全体の2〜3割程度です。
ハウス
出生時刻が不明の場合はハウスは使用できません。
また、ハウスシステムにより位置するハウスが変わってきてしまいます。
当人の風貌からアセンダントや過去の経験などから出生時刻を割り出す方法もありますが、絶対にお勧めできません。間違った情報を基に対策を考える可能性があるからです。
特別の場合を除いてハウスが示す情報はホロスコープ全体の1割以下です。
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