剣8の物語
軍隊から逃げ出したあなたは、臆病者、偽善者、裏切り者とレッテルを貼られ、行き場をなくし、ついに囚われてしまいました。
相手に合わせて振る舞っても、自分を強く主張しても、自分の意志を捨ててもうまくいかず、もう、どうして良いのかわかりません。
「何をどうやっても、うまくいかない。夢や理想を自分の手で実現するなんて、やっぱり無理なんだ」
囚われたあなたは目隠しをされ、身体も縛られて身動きができません。盗んだ剣が行く手を阻んでいます。
しかし、身体のほんの一部分しか縛られていませんし、悪い足もとを越えるための靴を履いています。行く手を阻む剣も右側は空いています。
しかし、目隠しされていることや縛られていることを言い訳にして、新たな行動を起こそうとしていません。それはまるで、自分の心に剣を突き刺しているようです。
【剣7】で偽善者ぶり、辛いことから逃げたあなたは、このカードで囚われの身となり、これ以上進めないと思い込みます。
剣8のカードの教え
事態が動かない時、前に進めない時は八方塞がりだと思いがちです。あれこれ考えてクヨクヨし、何もかもダメだと思い込み、このままじっとしているしかないと思ってしまいます。
しかし、じっとしていても事態は良くなりませんし、思い込みが激しくなって頭は固くなり、ますます行動できなくなります。
だれかが事態を良い方向に動かしてくれるわけではありません。自分が新たな解決策を見つけ出し、自分で打開するしかありません。
様々な思い込みを捨て、大きな視点で現実を捉えましょう。乗り越えることを決意すれば視界は広がり、解決方法は見つかります。
【剣8】のカードはうまくいっていないのは自分の思い込みにしか過ぎないことを教えてくれます。どのみち、自分の人生は自分で切り開くしかありません。すべて自分次第です。
気づきのヒント
正位置
ネガティブな思い込みが自分を束縛しています
- 八方塞がりだと思い込んでいませんか。閉塞感は自分が作り出しています。
- ひとつの考えに固執しすぎていませんか。
- 自分の可能性を否定しすぎていませんか。
- 他人のせいにして自分の未来を見ようとしていないのなら、そこから脱することはできません。自分の人生は自分で切り開くしかないからです。
旧ページにリンクされます。