金貨5の物語
町から離れてひとりで暮らしている間に、お金は次第に減っていきました。生活が苦しくなったので仕事を求めて町にきました。
しかし、町の様子はすっかり変わっていました。周りの人を疑って交流をしなかったので、だれも知っている人がいません。あれだけ評価されていたあなたの技術はすっかり過去のものになってしまい、今はもうお金を稼ぐ手段がありません。
降りしきる雪の中、過去に自分が建てた教会の前にいます。
「あのころは良かった。仕事があったし、みんなからも評価されていた」
あなたが建てた教会は、今も信者であふれていました。中はとても暖かそうです。
教会の扉はいつでもだれに対しても開かれています。中に入ればきっとみんなが助けてくれるでしょう。
しかし、みすぼらしい自分の身なりを見つめ、あなたは教会の前から立ち去りました。
「今の僕は助けてもらう資格なんてないよ。みんなが喜んでくれるような自分になれるように、また一からやり直そう」
相手と交流しながら自分を高めることの大切さに気づいたあなたは、【金貨2】から物語をやり直します。
金貨5のカードの教え
自分が良い状態にあることは大切です。自信を持てなかったり落ち込んでいたりしたら、他人と有意義な交流はできませんし、そもそも人と会おうと思わないかもしれません。しっかりと、自信にあふれていれば恋の告白だって堂々とできます。
自分の気持ちによって人間関係は変わります。理想の自分と今の自分が一致していれば自信を持って人と関われますが、理想の自分と今の自分にずれがあれば自信がなくなり人間関係もうまくいかなくなります。
理想の自分を基に今の自分を評価することが大切です。人からどう見られているのか、他人にどう思われているのかを基に今の自分を評価してはいけません。他人の目を気にしているのは、弱い自分がそうさせているだけだからです。ネイタル表を読みましょう。
【金貨5】は過去や他人と比較して自分を卑下してはいけないことを教えてくれます。
気づきのヒント
正位置
自信と人間関係は密接に絡んでいます
- 自分が惨めだと思ったら、他人との交流はできません。
- すべては自分が創り出しています。
- 信じて飛び込むことも大切です。
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