剣5の物語
体力、精神力を回復したあなたは、今度は自分の意見を周りに主張することにしました。我慢して相手に合わせていても辛い結果しか得られなかったので、強い態度で相手に接しています。
海を渡る方法を助言してくれる人や、異なる考え方を持つ人を邪魔な存在だと思うようになり、関わってくる人をやり込めました。自分だけが正しいと思い込み、自分の意見を押しつけ、周りを支配しようとしています。
「ざまーみろ。僕はいつでも正義だ。正義が勝つに決まっているんだ。まいったか」
あなたに協力的だった人たちは、何を言っても無駄だと思うようになり、次第に関わることを避けるようになりました。
他人を服従させることに存在意義を見いだしたあなたは、夢や理想を実現させるために海を渡ろうとしていたことなどすっかり忘れています。
剣5のカードの教え
価値観が違う人に自分を理解してもらうのは難しいものです。もちろん、関わらないという選択肢もありますが、それでは新しい発想を取り入れる機会を失ってしまいます。また、こちらが望まなくても相手が過度に関わってくれば、意思と違う行動をしてしまうこともあります。
自分を貫きながら価値観が違う人とも良好な関係を築ければ、人間関係にストレスがなくなり、平穏になります。
そのためには、自分を正しく伝えることです。自分の意見に説得力を持てなければ、考え方が違う相手との意見交換はできず、それでも自分を貫こうとすれば、相手を力で支配するしかありません。力尽くで押し通そうとするのは、自分の主張に理念と一貫性がない証拠です。
【剣5】のカードは相手の価値観を無視して自分を押し通そうとすると、人間関係が悪くなることを教えてくれます。
【剣5】のカードはネイタル心理学の教えを理解する上で分かりやすいカードです。
- 人はみな違う価値観を持っている
- 本当に思っている志しか伝わらない(ネイタルで生きる)
- お互いのネイタルを理解しながら、自分のネイタルを伝えていく
- 自分にとっては正義、相手にとっては価値観の押しつけ
- それは相手が離れていくことになる
ネイタル心理学のページで解説します。(執筆中。ご期待ください)
気づきのヒント
正位置
価値観の押しつけは戦いになります
- 力で相手を支配することはできません。
- 価値観を押しつけると相手との関係は悪くなるだけです。
- 正しさの押しつけでは周りがついてきません。
- 正論もときとして凶器になります。
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