剣6の物語
関わってくる人をやり込めているうちに、周りにはだれもいなくなってしまいました。その時やっと、自分の目的を思い出しました。
あなたは自力で海を渡るのをあきらめて、渡し船を利用することにしました。それはとても不本意でしたが、とにかく先に進むことを優先したのです。
しかし、自分が理想とする未来へたどり着けるのか不安でいっぱいです。
船の周りの水面は乱れて、いっそう不安をかき立てます。過去の行いが行く手をふさぎ、たどり着く先がぼやけて見えません。あなたは今、自分の夢や理想を信じることができずにいます。
「結局、一人で海を渡ることはできなかった。この先のことは不安だけど、今は船頭さんに任せるしかない」
自力で目的を達成できないのなら、自分よりも秀でた人に助けを借りるしかありません。
船頭は黒く長い杖でゆっくりと、しかし確実に船を進めて行きます。たどり着く先はぼやけてよく見えませんが、波は穏やかです。
剣6のカードの教え
どんなに一生懸命やっても思いどおりにいかないこともあります。そんな時は意地を張らずに助けを借りることです。
夢や理想を実現させることが真の目的ですから、自分のエネルギーは自分にしかできないことに注ぐべきです。すべてを一人でやろうとせずに、不得手なことは任せた方が容易に進めますし、そもそも不得意なところは得意な人には勝てません。
得意な人に任せれば、自分では気づけないところも適切に対処してくれますし、達成へのスピードが早まったり、完成度が高まったりします。
自分よりも得意な人に任せたのですから、任せた範囲は不安に思ったり余計なことを案じたりせずに信じることです。そのためにも、自分が求めていることを正確に相手に伝えることと、そもそもだれに任せるのかは大切です。
【剣6】のカードは目的を達成させるために、不得意な分野を得意な人に任せることを教えてくれます。
気づきのヒント
正位置
不得意分野は得意な人に任せましょう
- 不得意分野を任せることで達成に近づきます。不安なところは専門家に任せた方が効率的です。
- 苦しい時は素直に助けを借りましょう。
- 不安でも止まったり、行き先を変えたりするべきではありません。目指すところにたどり着かせてくれる優秀な協力者を探しましょう。
- 今の困難は不本意かもしれませんが、感情的になってはいけません。
- お互いのネイタルを生かして、協力し合いましょう。
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